◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(3日、ウェールズ・ロイヤルポースコールGC=6748ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、4位から出た勝みなみ(明治安田)は4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算9アンダーでメジャー自己最高の2位に入った。

 勝は2番でボギーをたたいた後、4番パー4で第1打が左へ、第3打がグリーン右へ外れるピンチに見舞われたが、ピンまで10メートル以上の第4打をパターで直接沈めてパーで切り抜けた。

 6番、9番とパー5でスコアを伸ばして後半へ。11番は約6メートルのパットを沈め、最終18番パー5は第2打をグリーン左のカラーにつける好ショットでバーディーで締めくくった。優勝した山下美夢有(花王)と2打差で終えた。

 勝はホールアウト後、「ボギーが先行したけど、4番でミラクルパーが来てから本当に流れも良くて、ショットもバーディーチャンスにけっこうつけていたので、楽々パーで粘ってチャンスにどんどんつけて、伸ばせるようなゴルフが一日できた」とかみしめた。

 自身のメジャー大会としては、24年シェブロン選手権の9位を超える最高成績となった。

 2位で大会を終えた勝は「うれしいけど、納得はいっていない。もっと上を目指していたので、悔やまれるシーンはある」と複雑な胸中を明かしつつ、「予選通過ギリギリで、予選通過しないかというところからこの位置にいけたというのは自信につながる1週間だった。今までにないゴルフというか、この3年間で一番いいゴルフができた」と充実の表情を浮かべた。

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