8月3日の新潟4R・2歳新馬(芝1600メートル=13頭立て)は、単勝1・5倍の圧倒的1番人気に支持されたプロメサアルムンド(牡、美浦・国枝栄厩舎、父モーリス)が、デビュー戦を白星で飾った。18、20年のJRA年度代表馬で殿堂入りしたアーモンドアイの2番子という超良血馬が、堂々と第一歩を踏み出した。
偉大な母アーモンドアイの馬主でもあるシルクレーシング・米本昌史代表は「国枝先生と一緒にG1を勝つためには取りこぼせないので、ホッとしました。ジョッキーの感触が良かったみたいですし、楽しみです」と興奮気味に喜んだ。このレースのパドックには黒山の人だかりができて、レース中にスタンドから拍手が沸き上がるなどファンの注目度も高かった。
母も手がけた国枝調教師は「何とか勝ててよかった。最後は(2着馬が内から伸びてきて)ヒヤッとしたね。落ち着きもあるし、あとは順調に秋に行きたいね」と、年末の大舞台を見据えた。