8月3日の札幌5R・2歳新馬(芝1800メートル=1頭除外で7頭立て)は、レイチェル・キング騎手が騎乗したクレパスキュラー(牡2歳、美浦・栗田徹厩舎、父リオンディーズ)が勝利。勝ちタイム1分47秒2(良)は、昨年7月にキングスコールが記録したタイムを0秒6上回る2歳レコードだった。
スタートしてからの直線はまっすぐ走ったが、コーナーに入ると外に張る口向きの悪さを露呈。そのまま向こう正面で先頭に立つ形になると、最後の直線では後続を5馬身突き放しポテンシャルの高さをまざまざと見せつけた。母エリスライトのきょうだいに13年JDDを制したクリソライト、16年宝塚記念などを制したマリアライト、19年チャンピオンズCなどを制したクリソベリルなどG1級勝ち馬がいる血統。キング騎手は「まだまだ馬が若い。コントロールを覚えていかなくては、フルポテンシャルを出せない。能力はあります」と評価。栗田調教師は「ちょっと課題が多いですね。ここまでとは思っていなかったが、それ以上に走る気持ちが強かったです。このあとは1回放牧に出します」と語った。