◆プロボクシング バンタム級8回戦 中山慧大―ビエンベニー・リガス(3日、大阪・住吉区民センター)

 六島ジム所属の23歳、中山慧大(けいた)が、OPBF東洋太平洋スーパーフライ級15位のビエンベニー・リガス(フィリピン)に3回1分11秒でTKO勝ちした。

 1回はともに様子をうかがっていたが、2回に中山が動いた。

右ボディーでロープに詰めると、左フックのボディーでダウンを奪った。3回にも再び左でボディーを攻め、膝をつかせた。最後は打ち合いとなり、レフェリーが止めてTKO勝利。中山は「3回はボディーが効いてて攻めようと思ったけど、相手も打ってきて、ディフェンスはまだまだ」と反省。それでも、2戦2KO勝ちに「(KO率100%を維持できて)良かったです。もっと上のランカーと戦って行きたい」と汗を拭った。

 六島ジムに所属する前IBF世界バンタム級王者・西田凌佑が、WBC王者・中谷潤人に世界バンタム級2団体王座統一戦で6回TKOで敗れたばかり。“ネクスト西田凌佑”と呼ばれる中山は「ランキング上位に入ってタイトルマッチを出来るようにしたい」と目を輝かせた。

 通算戦績は中山が2戦2勝(2KO)、リガスは25戦17勝(11KO)6敗2分け。

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