文部科学省によるスポーツ功労者、国際大会優秀者の表彰式が5日、都内で行われた。フィギュアスケート女子で昨季世界選手権銅メダルの千葉百音、世界ジュニア3連覇の島田麻央(ともに木下グループ)が取材に応じ「昨シーズンの頑張りでこのような立派な賞をいただくことができて、非常に光栄」と千葉。
この日はオリンピック、パラリンピックアスリートや指導者が集った。千葉は耳の聞こえない選手に触れ「手話で会話されているところを見て、私も手話が出来れば、もっとコミュニケーションの幅が広がるかな、と思いました」と知見を広げた様子。他競技選手との交流では、島田はこの日は不在だったが飛び込み男子の玉井陸斗と親交があると言い「飛び込みに興味を持って、世界水泳も見ました」と、刺激を受けたという。
9日から滋賀で行われるサマーカップが2人にとって今季初戦。千葉にとっては、26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンが幕を開ける。「まずはショート、フリーともに現時点での仕上がりで、1番のものを出せるように。シーズンが進むにつれてジャンプに目が行ってしまうところがあるので、初戦で自分が伝えたいものがどれだけ伝わるか、が大事になってくる。そういう感覚をつかんで、シーズンを通して演技面も力を入れられるようにしていきたい」。島田も「すごく緊張すると思うけど、楽しめるように今から試合まで調整をしていけたら」と、意気込みを語った。