卓球のノジマTリーグの2025~26年シーズン女子開幕戦が7月26日、東京・国立代々木第二体育館で行われ、3季ぶりの年間王者を狙う琉球が、2連覇を目指す彩たまを3―1で破って白星発進を切った。
劇場アニメ『卓球少女 ― 閃光のかなたへ―』に出演している声優で、ジャン・ルオイ役の夏川椎菜さんとワン・ルー役の雨宮天さんが男子開幕戦に来場し、試合前の公式練習では選手紹介のアナウンスを担当した。
スポーツ観戦自体が初めての経験だったと話す夏川さんは、「選手によって(サーブのトスで)球を投げるスタイルが違ったり、ラケットの持ち方も違ったり…すごく興味深く見させていただきました」。卓球を生で見るのは初めてだという雨宮さんは「私もすごい楽しかったです。画面で見るよりも、実物は何倍も迫力があってめちゃくちゃ面白いと思いました。私が作品で演じたキャラクターが左利きなんですけど、左の選手もいらっしゃって、興味深く見入っていました」。
ともに卓球の競技経験はなかったが、役柄に入り込んで演じることができたと明かす。夏川さんは「試合のシーンはテレビ中継で見た時の緊迫感を思い出しながら演じていました。絵もついていたので、キャラクターが動いている絵と合わせて呼吸をしていくと、だんだん不思議とリンクしていくと言いますか。自分とルオイの動きがリンクしていく感覚があって、アフレコでも(試合中は)自分の息が上がってしまったり。リアルな感覚で、お芝居ができたと思っています」と振り返った。
ワン・ルー役の雨宮さんは「私は少しでもイメージをつかめたらと思って卓球の試合の動画を見ていました。作品の中でも試合の展開が早かったり、打球の速度もあるから、どんどん入り込んでいきました。
ノジマTリーグ発足8季目の2025~26年シーズンは、7月26日に開幕し、レギュラーシーズン(RS)は来年3月まで行われる。昨季は彩たまがRS2位から初の年間王者に駆け上がった。
夏川さんは「今回は卓球にアニメで関わらせていただいて、試合の緊張感を間接的にですが、味わうことができました。この緊張感の中、試合をするのはすごいことだと思いますが、悔いのないように練習してきたことを発揮していただきたいです」とエール。雨宮さんも「今回初めて会場に来させていただいて、選手の皆さんがお客さんから名前を呼ばれたら、手を振り返していたり、空気感が素敵だと思いました。この空気感が広く伝わってほしいとも思いました。もし(来場を)迷っている方がいましたら、何かをきっかけに来場して、ぜひ現地で応援していただきたいですね」と笑顔で背中を押した。