卓球で世界のトップ選手が集い、シングルスで頂点を決める「WTTチャンピオンズ横浜」は7日から横浜BUNTAIで日本初開催。5日は横浜市内で組み合わせ抽選が行われ、女子シングルスで世界ランク8位の伊藤美誠(スターツ)は、初戦で同35位の黃怡樺(台湾)との対戦が決まった。

抽選会場で取材に応じた伊藤は「トップ選手が集まるため、出場人数が少ないながらも、相手は強く勝ち上がるのが難しい大会。万全の準備をして、自分らしく、楽しくプレーしたい」と声を弾ませた。

 この日は、世界ランク5位の王芸迪(中国)とともに男子シングルスの抽選を担当した。第1シード、第2シードが入り、先に第3~8シードまでを抽選する。会場中の注目を集める中、壇上で堂々と大役をこなし「初めてでした。女子の抽選を見ている時の方が緊張して、ドキドキしていました。男子の方は緊張せずにできましたし、面白かったです。(厳しいヤマの選手には)『すみません…』と思いながら」と貴重な体験に、充実の表情を浮かべた。

 4月のシングルスW杯、5月の世界卓球個人戦でともに銅メダルを獲得。世界卓球個人戦では準々決勝で中国の王芸迪を倒しての自身初の表彰台を飾った。日本初開催のチャンピオンズでも上位入りを目指す主軸は「3位の壁を乗り越えたいなと思っています」と意欲。「日本で開催されるのがすごくうれしいし、横浜は(首都圏で)多くの皆さんが来やすい場所だから盛り上がるかなと思っていて、いろんな方が見に来て下さることが、すごく楽しみです」と、日本のファンに最高のプレーを届ける。

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