◆第30回エルムS・G3(8月9日、札幌競馬場・ダート1700メートル)=8月6日、札幌競馬場
昨年の覇者ペイシャエス(牡6歳、美浦・小西一男厩舎、父エスポワールシチー)は、横山和生騎手を背にダートコースで追い切りを実施。馬なりのままリズム良く脚をためると最後はビュンと切れ、前を走っていた他厩舎の2頭を内から一瞬で抜き去った。
だが、引き上げてきた横山和騎手は「良くない」と渋い表情。「ゆるさ、硬さがキツく目立っている。左右のバランスもキツく感じる。動き自体は動くが、基礎的なものが物足りない。競馬で気が入るタイプなので、どこまで変わってくれるのか。正直、あまりいい感じはしないです」と厳しいジャッジを下した。