◆第17回レパードS・G3(8月10日、新潟競馬場・ダート1800メートル)追い切り=8月6日、美浦トレセン
前走の皐月賞で9着に敗れて、今回はデビュー以来初めてのダート戦に挑むヴィンセンシオ(牡3歳、美浦・森一誠厩舎、父リアルスティール)が、坂路で意欲的なメニューを消化して好仕上がりをアピールした。タイセイフェスタ(4歳2勝クラス)、エコールナヴァール(2歳未勝利)に続く3番手からスタートして、52秒8―12秒3を馬なりでマークして脚いろ優勢で併入した(エコールナヴァールに1馬身先着)。
森一調教師は「先週はちょっと気持ちの方が燃えやすいタイプなので、そこを考慮して単走でやりました。そこから馬の雰囲気や状態を見て、併せ馬を行っても大丈夫だという判断で3頭併せをやりました。全体時計は予定より早かったですけど、全体、しまいともにいい動き、いい内容でフィニッシュできました」と合格点を与えた。リアルスティール産駒という血統面や走法から、陣営は対応できそうな手応えをつかんでいる。