日本相撲協会の西岩親方(49)が6日、東京・墨田区の両国国技館に隣接する両国駅広小路で雨水を使った「打ち水イベント」に参加した。同区が推進する「雨水活用」の一環で、8月1日~31日の「すみだ打ち水推進月間」と8月1日~7日までの「水の週間」の普及啓発として協力。

両国国技館などで貯留された雨水を使って山本亨区長らと行い、午後4時時点での41.1度の気温が39.9度まで下がる打ち水効果を体感した。

 地表温度も52.8度にも上昇する中、山本区長はイベント前のあいさつで「8月に入って地球沸騰化とも言われるような気象状況のなかで、熱中症も含め、命の危険にまで及ぶのではないかという日が続いている」と説明。地球温暖化など環境問題への取り組みを区としても引き続き注力するとした上で「打ち水という日本古来の知恵でもある暑さ対策をみんなで共有できれば」とスピーチ。西岩親方らと行った打ち水で地上温度は41.0度まで下がり、参加者らとともに一時の涼を感じていた。

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