◆エルムS追い切り(6日・函館競馬場)

 第30回エルムS・G3(9日、札幌)で昨年2着のリベンジを期すドゥラエレーデが、好仕上がりをアピールした。函館競馬場のダートコースで今回初コンビを組む松山を背に、馬なりで5ハロン70秒2―11秒4。

迫力満点のフットワークで駆け抜けた。「馬のリズムを重視しました。調整程度でしたが、しっかり反応していましたし、しまいの動きも良かった」と鞍上も好感触を伝えた。

 フェブラリーS11着後は、状態面を考慮しドバイ・ワールドCへの遠征を回避。リフレッシュ放牧で立て直しを図ったことが奏功した。じっくりと乗り込んだことで、5か月半ぶりでも太め感なく仕上がっている。「長く脚を使えるところが持ち味」と鞍上も特徴は把握済み。22年ホープフルS以来、遠ざかっている白星へ。あと一歩、手の届いていない砂のタイトルもつかみ取り“二刀流”を確固たるものにする。(戸田 和彦)

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