◆テニス ▽ナショナルバンク・オープン(6日、カナダ・モントリオール)

 女子シングルス準決勝が行われ、4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング49位の大坂なおみ(フリー)が、2021年2月の全豪オープン以来、約4年半ぶりのツアー優勝に王手をかけた。同19位のクララ・タウソン(デンマーク)に、6-2、7-6のストレート勝ちした。

決勝では、地元カナダの新星で、4回戦で世界2位のコリ・ガウフ(米国)、準決勝では2022年ウィンブルドン覇者のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を破った同85位のビクトリア・エムボコと対戦する。両者は初対戦。

 この勝利で、大坂は、11日に発表される最新世界ランキングで、25位前後となり、トップ30入りが確定した。2024年に産休から復帰して以来の自身最高世界ランキングとなり、24日開幕の今季4大大会最終戦全米オープン(ニューヨーク)でのシード入りが確定的となった。トップ30入りは、2022年1月30日に14位だった時以来、約3年半ぶりとなる。

 日本時間8日午前7時から始まる決勝で、エムボコを破り2021年全豪以来4年半ぶりにツアー優勝すると、20位前後に世界ランキングはジャンプアップ。トップ20入りも可能性が高くなる。

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