◆報知新聞社後援  全日本バレーボール小学生大会 最終日(7日、東京・町田市立総合体育館)

 男女、混合の各決勝を行い、女子は23、24年準Vの富の原(長崎)がアンフィニ(大分)に2―0で勝ち、悲願の初優勝を飾った。男子はフェニックス(和歌山)が岡本アックス(神奈川)を、混合は兵庫石海(兵庫)が南部スポ少(和歌山)をそれぞれストレートで破った。

▽女子決勝 富の原(長崎)2ー0アンフィニ(大分)

 女子・富の原 2年連続準Vの悔しさを糧に、初の頂点に立った。1セット目を21―7と圧倒するなどストレート勝ち。登録メンバー11人の平均身長は141・27センチだが、全員で粘り強いバレーを展開した。主将の徳永花美(6年)は「うれしいです。(得点が)決まったらみんなで喜べたところが良かった」と笑顔がはじけた。日本代表の石川真佑に憧れ、「レシーブを拾ったり、決めたりする選手になりたい」と話した。

▽男子決勝 フェニックス(和歌山)2ー0岡本アックス(神奈川)

 男子・フェニックス エースの北原紳之介(6年)が最後にスパイクを決め、優勝を手にした。西田聡監督(50)は「選手たちがよく頑張り抜いてくれた」と活躍に目を細めた。2か月前に正セッターが膝を負傷するアクシデントもあったが、主将の山下来空(6年)らがカバー。指揮官は「キャプテンシーのひとつの表れ。うちのチームにとってはツキがあった」と大会を通して大きな収穫があったと振り返った。

▽混合決勝 兵庫石海(兵庫)2ー0南部スポ少(和歌山)

 混合・兵庫石海 大型チームが持ち味の攻撃力を生かし、全国のトップに立った。

エースは身長177センチの橋本穹(そら、6年)。最高到達点は3メートルほどだという。「今までやってきた練習や、つらい思いが決勝に乗った」と優勝を喜んだ。チーム加入から2年で身長は約20センチ伸びた。三輪真一監督(37)「日本一のエースの働きだった。(普段は)よく食べてよく寝る子」と育ち盛りの橋本をたたえた。

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