プロボクシングの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級王者・宇津木秀(31)=ワタナベ=が3日から、米カリフォルニア州リバーサイドの「ロベルト・ガルシア・ボクシングアカデミー」でスパーリング合宿を行っている。

 同アカデミーは、元IBF世界スーパーフェザー級王者のロベルト・ガルシア氏(50)が主宰し、多くの世界王者を輩出した名門。

宇津木は約3週間、IBF世界ライト級王者レイモンド・ムラタラ(28)=米国=ら世界レベルのトップ選手とスパーリングを重ねる予定だ。所属ジムを通じ「たくさんの方々のご協賛やご支援のおかげで、このような素晴らしい環境で合宿を行うことができています。感謝の気持ちを忘れず、日本では味わえない貴重な経験を自分の糧にし、さらに強くなって帰ってきます」とコメントした。

 アジア2冠王者の宇津木は9月26日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック同級王座の2度目防衛戦に臨む(対戦相手は後日発表)。戦績は16勝(14KO)1敗で、世界ランクはWBA11位、WBC6位、WBO13位につけている。かねてから「目標は世界」と語っており、中量級の本場・米国での実戦経験は大きな財産となるはずだ。

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