ラグビー15人制男子日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が7日、都内で取材に応じ、11月に計画されているW杯王者、南アフリカとのテストマッチについて「素晴らしいチャレンジ。実現することを願っている」と歓迎した。

 ジョーンズHCは、第1次政権時の2015年、W杯イングランド大会の1次リーグ初戦で、当時世界ランク3位の南アフリカに34―32で勝利。「スポーツ史上最大の番狂わせ」と呼ばれる大金星で、大会では歴史的3勝を挙げた。19年W杯日本大会の準々決勝では3―26の完敗を喫した。この秋のテストマッチに向けては、南アメディアがブライトンでの“再戦”の可能性を報じていたが、日本協会の土田雅人会長は会場については否定。ただテストマッチについては「やるつもり」としていた。

 南アフリカは23年W杯で2連覇を達成し、世界ランク1位。指揮官は「スピードでもフィジカルでも圧倒されると分かっている」としつつ「そういう環境の中でやらないと、経験できない」と意義を強調する。屈強な相手に、日本の“超速ラグビー”をぶつける。ジョーンズHCは「自分たちのいる位置を確認できる絶好のベンチマークとなる」と語った。

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