◆フェンシング◇全国高校総体 ▽男子サーブル決勝 バーナード洋人 15-8 トゥルヒーン・ミハイル(7日、島根・安来市民体育館)

 男子サーブル決勝でバーナード洋人(加藤暁秀2年)が15―8でトゥルヒーン・ミハイル(埼玉・星槎国際川口2年)を退け、同種目で県勢男子初優勝を飾った。予選リーグを4戦全勝で突破、トーナメントも1回戦から6連勝で一気に頂点へ駆け上がった。

 オーストラリア人の父と日本人の母を持つフェンサーが、圧勝劇を演じた。5点先取で争う予選4試合では、わずか1点を失っただけ。15点先取のトーナメントでは、6試合で2ケタ失点は一度もなかった。「きょうは体が動いていた。いいパフォーマンスが出せた」と、納得の表情だった。

 ベスト16で敗退した昨年からフットワークを強化した。早大や法大などへ“出稽古”してレベルの高い大学生と積極的に剣を交えた。「色々なタイプの強い選手とやりたかった」。1年前に比べてたくましさを身につけた静岡期待の男が、高校日本一の座についた。

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