◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第2日(9日、横浜BUNTAI)
女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク11位の橋本帆乃香(デンソー)が同12位の鄭怡静(台湾)に3―0で快勝し、2回戦に進んだ。
第1ゲーム(G)は相手が台やボールへの適応に苦戦する中、立ち上がりから10連続得点と畳みかけた。
第3Gは10―5からチャンスボールを決めきれず、そこからネットインや得点板のトラブルによる中断などで追い上げられたが、タイムアウトを取って切り替え、台湾のエースを11―8で振り切った。「簡単なミスから流れも悪くなりかけたけど、最後締めて、勝つことができたので良かった」と笑顔を見せた。
「WTTチャンピオンズ」はワイルドカードで初出場を果たした。28年ロサンゼルス五輪へ、4月に所属先や練習環境を変えて挑戦することを決断。WTTで安定して結果を残し、最新の世界ランクは自己最高11位で日本勢4番手に浮上した。「正直、自分でもここまで急激にランキングが上がるというのはびっくりしているけど、それによって今まで出られなかった試合に出場できている。チャンスがたくさん巡ってきているので、この調子で頑張っていきたい」と意欲を燃やす。
2回戦の相手は午後9時開始予定の試合の結果次第だが、世界1位の孫穎莎(中国)との対戦が予想される。「自分が持ってるものがどれだけ通用するのかは試合をしてみないと分からない。いろんな意味で楽しみ」。貴重なカット主戦型として「たくさんのお客さんにカットマンの良さだったり、面白さをお見せできたら」と意気込んだ。