新体操の世界選手権(8月、ブラジル・リオデジャネイロ)に向けた壮行会が8日、都内で行われ、日本代表「フェアリージャパン」が今年のプログラムを発表した。

 今年のリボンのテーマは「沖縄」。

6月に沖縄・石垣島で合宿を行い、沖縄の文化、音楽を肌で感じ、テーマを演技と心に落とし込んできた。衣装やリボンの色も沖縄の自然や文化をイメージし、世界にアピールしていく。さらに、フープ+ボールでは映画「DUNE/砂の惑星」の世界観をもとにして、スピード感や緊張感を表現した。鈴木歩佳主将(ミキハウス)は「2種目ともまとめきることができた。練習の成果がでている。手応えを感じているので、安心することなく、世界選手権に向けてチーム一丸で頑張っていきたい。6月に石垣に行って本場の踊りだったりとか、沖縄の暖かさ、優しさをすごい感じてきたのでそれを表現して、日本だけでなく、世界中の方々に沖縄の良さを世界中の方々に伝えられたら」と意欲的に話した。

 フェアリージャパンは、昨夏のパリ五輪出場を逃し、3年後のロサンゼルス五輪に向けて新たなスタート切っている。新生チームは、鈴木が最年長で最年少が16歳とベテランと若手が融合したチームだが、伝統の「フェアリー会」などでコミュニケーションを図り、チームは一つにまとまっている。鈴木は「一番下と10個離れているけどお世話係をしています(笑い)。練習中もお互い注意しあったり、教え合ったりしています。普段の生活も一緒に暮らしているので月1回のフェアリー会で仲を深めています。

先月はバーベキューをみんなでやりました。練習中も普段の生活もお互いを高めあっているのでチームワークはすごく良くなったかな」と胸を張る。

 世界選手権では表彰台を目指す。「2種目ともに自分たちの世界観を出し切って必ずメダル獲得できるように頑張ります」と誓いを立てた。

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