バレーボールの国内最高峰・大同生命SVリーグ男子初代王者のサントリーと、世界最高峰イタリア1部リーグ・セリエAに在籍し、欧州CL覇者のペルージャが8日、都内で会見し、「Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ2025」の開催を発表した。
10月7、8日の午後7時に東京・有明アリーナで開催し、ともに男子日本代表の主軸で、ペルージャの石川祐希と、サントリーの来季主将に決まっている高橋藍(らん)が会見に出席し、日本での「夢の対決」に向けて思いを語った。
日本代表ではチームメートの石川と藍が、日本で初対決だ。石川は「選手も非常に楽しみにしている。高橋選手はディフェンス力があるので、ボールが落ちない。日本のチームの武器ではあると思う。ペルージャはそういう相手は経験していないので、粘られた時に我慢できるか、勝負のカギになる」と闘志。藍も「パワーと高さのある石川選手はIQが高い。うまさがある。勝ち方を知っている。勝負どころでは石川選手のポイントがキーになってくる。そこにどれだけ自分たちが止めていけるかが重要になってくる」と胸を躍らせた。
1月にサントリーは、ペルージャとパートナーシップ契約を結んだ。栗原圭介GMは「(パートナーシップ契約の)その一貫で、欧州王者・ペルージャを迎え、クラブ最高峰の舞台として開催。
石川と藍の対決は、藍がセリエAの21~23年にパドバ、23~24年にモンツァでプレーして以来で、日本では初めて。中大時代を含めてイタリアで10季プレーしている石川がクラブシーズンに日本国内で戦うことも異例だ。昨季から日本でプレーしている藍も、石川が加入前のペルージャには、23~24年のプレーオフ決勝で激突し、1勝3敗だけに雪辱の機会ともなる。
観戦チケットの概要も発表された。コート上の席は20万円、コートサイドが15万円、コートエンドが10万円に設定。また、旅行商品として、1日半、チームに同行できるスペシャルプランは各日12人限定。1人につき100万円に設定され、合同練習の見学、ベンチ付近から試合観戦、チームバスに同乗して移動などが内容に含まれている。
今秋の夢対決へ、選手もファンも胸を高鳴らせる。