◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第2日(8日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス1回戦で世界ランク日本勢最高6位の張本美和(木下グループ)は、同17位の申裕斌(韓国)に3―2で競り勝った。第1ゲーム(G)は8連続ポイントを奪うなど11―3で圧倒したが、第2Gを13―15で落とすなど苦しい展開。

第5Gを11―6で制し「ホッとしている気持ちが強い」と、安どの表情を浮かべた。

 今月3日まで開催されたWTTスターコンテンダーのフォズ・ド・イグアス(ブラジル)で優勝し、6日午前に帰国したばかりだった。「時差ぼけは意外となくて、昨日の練習でもそこまで疲れを感じていなかった」という。ただ、試合が進む中で「2G目の後半になるにつれて、判断する力や精度が落ちてきているなと感じていた。体の疲れというよりも、頭が回ってなかったところが反省点」。厳しいコンディションの中でホームの声援に背中を押され、「観客の皆様のおかげで勝てた試合」と感謝した。

 2回戦は世界13位の早田ひな(日本生命)と対戦する。日本開催で早くも同士打ちとなることに複雑な思いはあるが、直近の7月のUSスマッシュで2―3で惜敗するなど分が悪く「ほとんど勝ったことがない選手。前回対戦も最終ゲームでリードした中で挽回された。自分の準備をすることが一番大事だと思うので、挑戦していきたい」と表情を引き締めた。

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