天皇杯で柏、新潟のJ1勢を連破する快進撃をみせた東洋大の主将DF山之内佑成(4年)は、来季から柏への入団が内定している。

 攻守に優れた選手を目指す。

大学では主に左サイドバックを務める山之内。1学年上のDF稲村隼翔(現セルティック)は同じDFで、積極的に助言を求めた。「ポジショニング、(パスの)角度のつけ方。サッカー以外でも自分の気持ちを整理するためにノートに書いてみるとか、考え方の部分で学んだ。それが今の自分になっている」と感謝。「前に上がって決定的な仕事をできるような選手になりたいし、守備でも1人で守れる選手になりたい」と力を込める。

 昨年6月、26年シーズンからの柏入団が内定。練習試合をした際に「ここなら成長できるという直感があった」と、進路を決断した。天皇杯で勝利した際は、柏の選手やスタッフから冗談も飛ばされたというが、「今はワクワクが強い。自分の成長にもなりますし、いろいろなものを吸収できる」と加入を心待ちにした。(浅岡 諒祐)

 ◆山之内 佑成(やまのうち・ゆうせい)2003年9月1日、愛知・一宮市生まれ。21歳。

兄の影響で5歳でサッカーを始める。小学4年からFC DIVINEでプレー。同チームではコペンハーゲンの日本代表DF鈴木淳之介が同学年に在籍。中学からJFA福島に入校。中高6年間を過ごし、22年に東洋大に入学。ポジションは主にサイドバックとセンターバック。179センチ、79キロ。右利き。空手で日本一になった経験もある。

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