J1の神戸が9日、神戸市内で練習を行った。10日の町田戦(Gスタ)に向けて、GK前川黛也が取材に応じた。

 現在チームは公式戦10戦負けなしと好調な状態が続いている。シーズン開幕当初はなかなか流れに乗りきれずにいたが、7月20日の岡山戦で今季初の首位に浮上。天皇杯も8強まで勝ち上がっており、リーグ3連覇と天皇杯連覇も十分視野に入っている状況だ。

 一方の町田も公式戦8連勝中。波に乗っている相手との一戦に「上位争いしている町田なので、今回の6ポイントゲームを取って、首位を守れるようにいい形で終われれば」と気合を入れた。

 好調の相手の中で、2試合連続でゴールを決めているのが昨季まで5季神戸でプレーしたDF菊池流帆だ。神戸の守護神は「流帆の良さは、一緒にやってきて、自分自身の調子を上げてきた時の強力さは身に染みて分かる。セットプレー、ロングボール一つでもはね返す力は日本一だと僕は思っているので。そういう選手にやらせないような対策を、リスペクトして臨みたい」と、尊敬の念も込めつつ警戒。「SNSを通じてけがとかコンディションを整えるための努力を見たり、逆に流帆がやっていることを取り入れてみたり。サッカーの練習以外でも頑張っている選手。連絡はあまり取ってはいないですけど、応援している選手」と、ピッチ上での再会を楽しみにした。

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