◆東海中学総体サッカー▽決勝 静岡学園12―0常葉大橘(9日、エコパスタジアム)

 静岡県勢対決となった決勝戦は、静岡学園(静岡1位)が常葉大橘(同2位)に12―0で圧勝。3年ぶりの優勝を飾った。

 静学は前半4分、右サイドから切れ込んだMF宮坂脩斗(3年)が利き足とは逆の左足でミドルを決めて先制。今大会2試合で無得点だった背番号18の「1発決めてやる!」と思い切りよく放ったシュートが、チームを波に乗せた。

 その後もショートパスをつないで勢いよく敵陣に攻め込み、7分、17分と加点。19分には左サイドからの高速クロスに合わせて、ファーに走り込んだ宮坂がゴール。21分にはセットプレーで加点し、前半だけで5―0とリードした。

 後半も高い位置でボールを奪い、ロングフィードも最終ラインが冷静にはね返し、橘に主導権を渡すことなく7点を追加。MF山田栞汰主将(3年)は「自分たちの攻撃をドンドン出すことができた」と胸を張った。

 両校は17日から宮崎県で行われる全国大会に出場する。岡島弘高監督は「全力でプレーすることで、次の大会につなげる姿勢を見せてくれた」と目を細め、2得点のFW吉沢心(しん、3年)は「もちろん目標は優勝。見てくれる人を楽しませるプレーをしたい」と全国の舞台を見据えた。

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