中日のレジェンド左腕・山本昌さんが9日放送のフジテレビ系特番「ジャンクSPORTS プロ野球トーク日本一決定戦OB大集結SP」(午後7時)に出演。現役時代の大乱闘の際の星野仙一監督の衝撃の言葉を明かす一幕があった。
今回、プロ野球の大物レジェンド27人が集結し、今ならアウトの昔の常識や伝説のプレーを自らが解説する2時間特番。
「当時、中日の監督は星野監督だったんですけど、何かと乱闘が多くて」と話し出した山本さん。
「僕のプロ初先発した日があるんですけど、その前にカープ戦の乱闘で中日が大勝してるんです。ボコボコにしてるんです。どうも、カープが仕返しを狙ってる日が僕の先発日だったんです」と1988年9月9日の広島―中日戦について説明すると、その際の広島・長冨浩志投手の中日・仁村徹選手への死球から大乱闘になった際の映像が流された。
「これ、3人目(の死球)なんです。全部、顔に来たんです」と山本さん。映像で広島・長嶋(清幸)選手が中日選手に強烈なキックを連発するシーンも流されると「当時、ライトだった長嶋さんが空中を飛んできたんです。僕の顔の方に向かって飛んできて、おなかにキックしてね。当時、カープのショートの高橋(慶彦)さんが羽交い締めにして胸ぐらつかんでグーでガンガン殴ってるんですよ。人間が顔を殴られると、ああいう音がするんだなって。コツ、コツ、コツっていうんですよ」と生々しく回顧。
「ユニホームもビリビリでね。審判の方が(両軍を)集めて集まったんですよ。そしたら(星野)監督が怒ってね。『長嶋と(中日の)岩本(好広)をタイマンさせろ!』って怒ったんですよ、そこで」と明かすと「円(陣)の中でタイマンさせろ!って言ったんですよ」と明かすと、共演の広島OB・西山秀二さんは「長嶋さん、(その乱闘で)両手の指骨折です。だから、あの後、出て来い!って言われても長嶋さん、出れんかった」と苦笑していた。