芸能プロダクション「ワタナベエンターテインメント」と少女まんが誌「ちゃお」(小学館)がタッグを組んで次世代スターを発掘する「ちゃおボーイオーディション2025」の最終審査会が9日、パシフィコ横浜で開催中の「ちゃおサマーフェスティバル 2025」内で行われた。
応募総数3500人の中から、小学5年生の南條志馬(なんじょう・しま)さん(10)が初代グランプリに決定。
「ちゃおボーイ」とは「ちゃおっ娘の初恋相手になる、みんなを笑顔にするヒーロー」。この日、応援アンバサダーとして「爆上戦隊ブンブンジャー」ブンレッド役の井内悠陽と、「仮面ライダーガヴ」ヴァレン役の日野友輔も駆けつけ、場内を盛り上げた。
同コンテストは全国5か所での応募者全員の対面面接から始まり、写真撮影、歌とダンスの合宿審査、読者投票など半年かけてファイナリスト5名を選出。この日の最終審査は、スペシャルステージ上でハイパーヨーヨーと歌唱の実技審査を行った。
志馬さんは水泳・平泳ぎが得意ということもあって、腕立て伏せをしながら手拍子をする運動神経抜群のアピールを行ったほか、鮮やかなヨーヨープレーとソプラノボイスで清水翔太の「君が好き」を歌い上げて見事グランプリを獲得。「正直びっくりしました。お兄ちゃん(斗希さん)やファイナリストのメンバーに教えてもらったりしながら、ここまで頑張って来られたので感謝しています。夢は、芸能と水泳の二刀流です!歌が好きなのでミュージカルに挑戦したいです」と力強く語った。
準グランプリの三井名さんは「ハイパーヨーヨーができなくて泣いてしまったこともあったんですが、本番でできたので満足です。志馬におめでとう!と言いました」とライバルにエールを送り、初恋賞の斗希さんは「大人っぽく見られるけど、可愛いポーズも得意です(笑)。大好きな弟と共にぼくにも注目してほしいです」と笑顔を見せた。
オーディション経験があるという井内も「今回選ばれたのは決して偶然ではなく、たくさん挑戦してたどり着いた結果。志馬くんはキラキラしていた」とそのタレント性を絶賛。同時にファイナリスト全員に「選ばれなかった子もこの半年間頑張ったことは何事にも生かせるので自信を失わないでほしい」と温かいエールを送った。日野も「楽しんで本気で頑張っているのが伝わってきた。彼らとまた同じ現場で会いたい!」と先輩としての温かい眼差しを向けていた。
審査委員の萩原綾乃ちゃお編集長からは「みなさん本当にかっこよくて本当に審査は難航しました。明日、明後日とどんどん成長して、もっと格好良くなっていくと思いますので、自分の夢をかなえてほしいです」。グランプリにはワタナベエンターテインメントへの所属、ちゃお本誌・ちゃおチャンネル・ちゃおプラスへの出演、テレビ東京系「おはスタ」への出演が決まっているほか、Amazonギフト券1万円分やNintendo Switchなどが贈られる。