◆明治安田J1リーグ▽第25節 川崎―福岡(9日・U等々力)

 川崎が序盤からペースをつかんだ。前半2分、MF脇坂のパスからFWエリソンが右足で狙うも、クロスバーに当たりゴールはならず。

4分、左からのパスを受けたMF橘田がペナルティーエリア外から右足で狙い澄ましたシュート。GKの手をかすめゴール右に吸い込まれ、先制点となった。橘田はリーグ3試合ぶりの先発で、今季初ゴールをマークした。

 ホームで幸先良く先制したが、川崎に緊急事態が発生した。前半15分、新加入DFウレモビッチが相手選手に危険なスライディングをしたとし、VAR介入の末に一発退場となった。プレミアリーグ・トットナムに移籍した日本代表DF高井幸大の代役として期待が高かった元クロアチア代表のセンターバックが、新天地デビュー初戦でまさかの事態となった。

 数的不利で戦うことになった川崎は、20分すぎに自陣右サイド深くでファウルを献上。FKのピンチから、オウンゴールで同点とされた。

 前半29分、ホームの声援を背に、FWエリソンがゴール前で粘ると、最後は利き足の左足を振って川崎が勝ち越し点を奪った。

 36分、再び福岡に同点とされた。CKからDF上島にJ1初ゴールを決められ、2―2となった。前半アディショナルタイムには、右サイドバックのファンフェルメスケルケン際が2枚目の警告を受け、2人を欠く苦しい状況になった。

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