デビュー20周年を迎え、今年いっぱいまでの期間限定で活動する5人組ロックバンド「Aqua Timez」が9日、沖縄・那覇文化芸術劇場なはーとで全国ツアー(全24公演)の最終公演を行い、代表曲「千の夜をこえて」など19曲を披露した。

 5か月に及ぶ全国ツアーの千秋楽。

リーダーでベース担当のOKP―STAR(48)は「全国ツアー全公演ソールドアウト。そして、今日、沖縄でファイナルを迎えることができました。みんなのおかげです。ありがとう!」と感謝。「笑顔でこの会場を埋め尽くしたいと思います!」とシャウトした。

 ボーカルの太志(45)は「みんなに喜んでもらって、僕らも楽しめる曲を用意しました。みんなに優しさをもらって、僕らからも優しさを返したいと思ってAqua Timezをやってきました」とあいさつ。「決意の朝に」では「この曲をみんなと一緒に歌いたい」と呼びかけ、1600人で大合唱。疾走感のある「虹」ではステージが7色のカクテル光線に照らされ、幻想的な雰囲気に。観客全員が手拍子でリズムを刻み、会場が一つになった。

 アンコールでは、2005年8月24日にインディーズ発売したミニアルバム「空いっぱいに奏でる祈り」を、20周年の記念日の24日にデジタル配信リリースすることを発表した。同作には初期の名曲で、根強い人気を誇る「等身大のラブソング」などが収録されている。

(有野 博幸)

 〇…年末までの期間限定での活動だが、8月30、31日に東京・有明の東京ガーデンシアター、9月28日に兵庫・GLION ARENA KOBEで20周年ライブを開催。12月26、27日に自身最大規模となる単独公演(東京・代々木第一体育館)を予定している。

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