◆明治安田J1リーグ▽第25節 川崎2―5福岡(9日・U等々力)
川崎は前半15分に新加入DFウレモビッチが危険なスライディングで一発退場。同点の前半アディショナルタイム7分にはDFファンウェルメスケルケン際が相手の突破を止め、2枚目の警告を受け、2人少ない状況になった。
2―2で迎えた後半、先制ゴールのMF橘田がファウルでPKを与えると、これを同28分にFW名古に決められ、勝ち越された。その後もFW碓井、FW紺野に追加点を許し、今季最多の5失点。7月20日のG大阪戦(1●2)に続く、今季初のリーグ戦連敗を喫した。
昨季まで福岡を5シーズン指揮した川崎・長谷部茂利監督は「立ち上がり、思ったような入りができて得点も取れて、もう1点取れたんじゃないかというくらい非常に良かった。そのままゲームを推移させていこうというつもりだったが、退場によりプランが変わり、2人目の退場によってさらに変わった。2―2の状況で、勝ちに行くためにどうするかをハーフタイムに話して選手を送り出した。今日の肝のところは、PKになる前の1分間、あの1分間が私自身の采配ミスというか、悔やまれるところで、そこから(やられてしまった)。リードされたらあのような形になるのは致し方ないとは思うが、その前の段階、あの1分間に自分自身の力のなさ、悔やんでも悔やみきれないと思っている」と総括した。
指揮官は、自らコメントしたPK献上前の1分間について「もう交代を考えていたので、交代選手に全員に伝わるような伝言をしながら選手を入れて少し空気を変えることをすれば、失点という結果は変わっていたと思う」と説明した。