歌手のクミコが9日、BS朝日の音楽番組「人生、歌がある」(土曜・後7時)に出演し、6月に発売したベストアルバム「シャンソンティックな歌たち~『出逢い』が歌を運んだ~」の収録曲「僕は唱歌が下手でした(故郷入り)」を披露した。
同曲は、インドネシアのジャワ島で終戦を迎えた後に「戦犯」として扱われ、現地で裁判の末に処刑された佐藤源治氏の詩をもとに生まれた。
平和への思いは強い。戦後65年の年だった2010年には、広島・平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんの生涯をつづった代表曲「INORI~祈り~」を発表。同年のNHK紅白歌合戦に初出場した。
今年は終戦から80年。12月3日には、2回目となる「ニッポン・シャンソンフェスティバル2025~大人のためのシャンソンティックな歌たち~」(東京・有楽町よみうりホール)の開催も予定している。