NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(日曜・後8時)で幕府の老中・松平定信を演じる俳優の井上祐貴が、このほど都内で取材会を行い、初共演する田沼意次役の渡辺謙などについて語った。
「寛政の改革」で知られる定信は、商業を重視した田沼の政治を見直し、質素倹約を基本とする厳格な政策を進めた。
井上にとっては、2023年の「どうする家康」で本多正純を演じて以来の大河。前作の経験が「所作に生きている」と語る一方で「もっと余裕や引き出しが欲しい、と思うことが増えている。そういう意味では成長を感じる瞬間はない。とてつもないやりがいがあるし、自分にしかできない表現をしたい」と言い切った。
演技で意識するのは「目」だという。セリフ以外の部分に感情を乗せることを目指し「どれだけ表情で伝えられるかを意識している」とした。
自身の性格が定信寄りか田沼寄りかを問われると「うわー、田沼派だ…。