女優の柏木由紀子が9日、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)に出演。1985年8月12日の日航機墜落事故から40年を迎える今年、事故の犠牲になった夫・坂本九さんへの思いを語った。

 大阪に知人の選挙応援のために向かった坂本さん。普段は全日空機を使うことが多かったが、お盆の帰省ラッシュのため、たまたまチケットが取れた日航機に搭乗したという。

 事故当日について「娘たちと車で(現地に)向かうことにしたんですけど『(家の)裏の方から出ましょう』って言って裏の方から出たんですけど、そうしたら外にいっぱい記者の方が集まっていて…」と振り返った柏木。到着した体育館にも自身目当ての報道陣があふれていたため、旅館にこもったという。

 事故2日目に現地で会見。「祈るだけです。早く会いたいです」と話した真意について40年後の今、「私はもうあそこにいる間は、なんとか大丈夫、大丈夫、絶対に大丈夫っていう気持ちを持っていたかったので、その連絡を待ちたかったというか…」と話した柏木。

 事故から4日目。坂本さんのショルダーバックが発見され、さらに「(夫は)笠間稲荷のペンダントをしてたんですね。それが見つかったということで…」と事故から99時間経過した時、遺体が確認された。

 結婚14年目に訪れた突然の別れからの日々について柏木は「(娘たちとの)会話の中でパパの思い出とか、そういう過去形のことは話さなかったですね、何年も」と話すと「時々、ふっと(テレビで坂本さんのことを)やっている時があって、(娘たちが)どんな顔をして見てるかなと思ったら、やっぱり、ちょっと見てなかったの。触れたくないんじゃないかなと思って、私も触れないようにしていましたね」と振り返った。

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