嵐の櫻井翔(43)が、終戦から80年を迎える15日放送の日本テレビ系「真相報道バンキシャ!特別編 “終末時計”を早める世界のトップたち」(後7時)で、海上自衛隊のミサイル艇へ現地取材を行った。このほど収録が行われ、スポーツ報知にMCも務める同番組に込めた思いなどコメントを寄せた。
日テレ系各局による戦後80年プロジェクト「いまを、戦前にさせない」の一環で放送される。櫻井は、2006年から同局系「news zero」でキャスターを務め、ライフワークとして数多くの戦争体験者の声を取材してきた。
今回の番組では、北方警備の最前線を徹底取材。ウクライナ侵攻や核兵器開発を行うロシアの艦艇が近年、日本近海に急増していることから、櫻井はロシア艦隊を監視する海上自衛隊のミサイル艇に乗艦。“戦争の予兆”とも見てとれる現場に密着し「みなさんの中で幅広い議論が生まれるきっかけになったら」と願う。
スタジオ収録も実施し「『バンキシャ!』の黄色いセットに入って収録に臨んだことが、本当に不思議な感覚でソワソワしました」と新鮮な表情。元同局アナウンサー・桝太一氏(43)と同学年コンビでMCを務め「桝さんと戦後80年の番組を担当できたことは、自分たちの中で大きなメッセージを持っています。ただ、番組を通して何か答えを出せるものでもないと思いますし、正解を届けられる番組でもないのかもしれません」と語る。
桝氏も「戦後80年の間で40代半ばの私たち2人というのは、ちょうどバトンを繋ぐ中間走者みたいな立ち位置。私たちがバトンを落としてしまうと、次の世代にバトンがつながらない」と使命感をあらわに。自身は、分断が進む米国の大規模デモを取材し「これまでにないくらいに『今、目の前にある現実に向き合った』と思います」と、節目の年に視聴者へ不安定な世界情勢や、平和の尊さを問う内容であることを予告した。