俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第30話が10日に放送され、世帯平均視聴率9・4%を記録したことが12日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回は12・6%でスタートした今作。
大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。
第30話は「人まね歌麿」。蔦重(横浜流星)は歌磨(染谷将太)に自分ならではの絵を求めるが、歌麿は描き方に苦しむ。定信(井上祐貴)は、治済(生田斗真)から公儀の政に参画しないかと誘われ…との展開だった。
今回は、のちに歌麿の妻となるきよ役を演じる藤間爽子が登場。短時間の出演だったが、歌麿に向けた優しいほほ笑みが印象的で、ネットは「キレイな人だなあ」「藤間爽子ちゃんが一瞬出てきた」「ミステリアス」「藤間爽子さんが後の妻になるって衝撃展開」と注目していた。