10日に81歳で亡くなった日本サッカー史上最高のストライカー、釜本邦茂さんの訃報を受け、国際サッカー連盟(FIFA)も11日に公式HPで追悼。メキシコ市五輪での功績や日本歴代最多の国際Aマッチ75ゴールに「圧倒的歴代最多の得点数であり、今後もこの記録を塗り替える選手が現れるのは容易なことではないだろう」と偉大な功績をたたえ、「日本サッカーのレジェンドとして、国際的に広く知られているのは中田英寿や中村俊輔、香川真司、本田圭佑など、欧州主要リーグやFIFAワールドカップで活躍を残した比較的近年の選手たちかもしれない。

釜本邦茂氏はそのどちらでもプレーしてはいないが、他の誰とも比較できない圧倒的な存在感と貢献を日本サッカーに残した選手だった」などと記した。

 釜本さんは日本代表のエースとして、1968年メキシコ市五輪でアジア勢初の表彰台となる銅メダル獲得に貢献。同大会で得点王にも輝いた。国際Aマッチ75ゴールは日本史上歴代最多。現役時代は日本サッカーリーグ(JSL)のヤンマーでプレーし、引退後はG大阪などで監督、日本サッカー協会副会長も務めた。

編集部おすすめ