◆明治安田J1リーグ▽第26節 清水1―3横浜FM(16日・アイスタ)

 横浜FMが清水に3―1で快勝した。

 リーグ戦再開初戦となった東京V戦では0―1で敗れ、リーグ4戦ぶりの黒星。

依然J2降格圏内の18位のままだが、前節は残留圏内の17位湘南も敗れたため、勝ち点差は3のまま。今節、清水に勝利すれば、湘南の結果次第では、4月9日の川崎戦(3△3)以来、129日ぶりに降格圏脱出の可能性がある重要な一戦で、今夏に加入したFWディーン・デイビットとDF角田涼太朗も加入後初先発した。

 立ち上がりは清水に押し込まれる展開が続いたが、同14分に高い位置でのボール奪取からDF松原がミドルシュート。GKに阻まれたものの、この流れから連続CKを獲得。同16分にこのCKの流れから右からのDF加藤のクロスをDF角田が右足で合わせて先制点を奪った。角田にとってはJ1初ゴールだった。

 さらに同29分には、自陣から縦へのパスで相手を崩し、最後はMF渡辺のスルーパスにFWデイビッドが抜け出し、左足シュートをゴール右に流し込んだ。

 角田は同35分過ぎ、同40分、同アディショナルにもゴール前のピンチを防ぐなど、守備でも奮闘。前半途中から大雨の中での試合となったが、前半は2―0で折り返した。

 前半終了間際に左脚を負傷したDF角田は後半開始から交代。MFクルードが入り、MF喜田がセンターバックに下がる形で対応した。後半は相手に押し込まれる展開が続き、MF渡辺、FWヤンマテウスも負傷交代したが、後半35分にMFクルードの縦パスに抜け出したFW谷村が冷静に左足シュートを流し込んで3点目。

後半終了間際に失点したが、前半戦は2―0から逆転負けを喫した相手に大きな勝利をつかんだ。

 試合終了時点で湘南の試合は終わっていないが、暫定でJ1残留圏内の17位に浮上した。

編集部おすすめ