◆明治安田J1リーグ▽第26節 清水1―3横浜FM(16日・アイスタ)

 横浜FMが清水に3―1で快勝した。

 立ち上がりは清水に押し込まれる展開が続いたが、前半16分にCKの流れから、右からのDF加藤のクロスを復帰後初先発だったDF角田が右足で合わせて先制点を奪った。

角田にとってはJ1初ゴールだった。

 さらに同29分には、自陣から縦へのパスで相手を崩し、最後はMF渡辺のスルーパスにFWデイビッドが抜け出し、左足シュートをゴール右に流し込んだ。

 後半は相手に押し込まれる展開が続いたが、後半35分にMFクルードの縦パスに抜け出したFW谷村が冷静に左足シュートを流し込んで3点目。後半終了間際に失点したが、前半戦は2―0から逆転負けを喫した相手に大きな勝利をつかんだ。大島秀夫監督は「アウェーの中、多くのサポーターが来てくれて、本当に背中を押してくれた。最後まで粘り強く、我慢強くチームとして戦えたことが、得点につながった。これが一つのベースというか、スタートのところなのかなと思います」と振り返った。

 J1残留圏内の17位湘南が引き分けたため、17位浮上とはならなかったが、勝ち点1差に迫った。新加入組が奪った3得点にも「ディーンについては、何よりも結果で示してくれたと思いますし、彼の良さの動き出し、フィニッシュの精度をデビュー戦で出せたのはチームとしても大きい。守備で苦労しましたけど、全員でカバーして、いい形で取らせられたチームの得点。(谷村)海那も外されて、色々な思いがあったと思いますし、その思いを乗せたゴールだと思う。いい競争が生まれて、チームがまた前に進んでいけるかな」とうなずいた。

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