◆明治安田J1リーグ ▽第26節 神戸0―1横浜FC(16日・ノエスタ)

 神戸は0―1で横浜FCに敗れ2連敗となり、6位に後退した。この日、4月以来4か月ぶりに復帰した元日本代表MF武藤嘉紀は「勝利に貢献しないといけない。

これだけ長く待たせた。自分に対する期待にも応えないといけない立場。結果にこだわりたい」と振り返った。

 0―0の後半14分に、DF広瀬陸斗、元日本代表FW大迫勇也らとともに途中出場した。5月に腰椎椎間孔狭窄(きょうさく)と診断され、手術を受けていたため、腰に負担を与えないトレーニングに励んだ武藤。「思ったより怖さもとれてプレーできた」と安堵(あんど)しながらも、「キックの精度も悪かった。チャンスを作らないといけない。自分はできると自負してる。(他の選手と)違いを出してこそだと思う。自分に厳しく結果を残していきたい」と昨季MVPのストライカーに慢心はない。

 チームは、白黒のストライプ柄に襟付きの30周年記念ユニホームを着用。勝てば、首位浮上の可能性もあった一戦で、後半アディショナルタイムにカウンターから失点した。

前節の町田戦から2連敗。吉田孝行監督は「最後、自分たちでバランスを崩して、もったいないなと。次の試合がすぐに来る。まずは切り替えるしかない」と気を引き締めた。

 今季無得点の武藤は「コンディションとかもあげていって、ここからチームがまた連勝街道行けるように。(大迫とか)僕らが入ったことでいい循環になればいい。彼ら(FW佐々木大樹、FW宮代大聖)が引っ張ってくれて、この順位にいる。いい刺激を与えつつ、去年みたいに最後笑って終えられたら」と3連覇を見据え、MVPが完全復活した。

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