◆明治安田J1リーグ▽第26節 清水1―3横浜FM(16日・アイスタ)

 今夏英3部カーディフから1年半ぶりに復帰した横浜FMのDF角田涼太朗が、勝利に大きく貢献した。

 センターバックの左で復帰後初先発すると、前半16分にCKの流れから、右からのDF加藤のクロスを右足で合わせて先制点を奪った。

J1初ゴールに「ちょっと自分でもびっくりしました。ただ、いい形で(加藤)蓮が上げてくれたので、自分もフリーの状態を作れましたし、ほぼクロスで決まったので、打つだけでした」と振り返った。

 守備でも同35分過ぎ、同40分、同アディショナルとゴール前でピンチを防ぐなど、存在感を発揮。前半終了間際のプレーで左脚を負傷して前半のみで交代となったが、間違いなく勝利の立役者だった。チームに2戦ぶりの勝利を呼び込み「絶対に勝ち点3が必要だったので勝利に貢献出来てうれしい」とうなずいた。

 ケガの状態について聞かれると「まだちょっとわからなくて」とした上で「リカバリーに全力で取り組みたいですし、少しでもチームの力になりたい。やれる限りはやりたいと思います」と話した。

 これでチームは残留圏内の17位湘南に勝ち点1差に迫った。それでも「本当にここで1勝しただけでは意味がない。勝ち続けることしか自分たちには道がないので、浮かれすぎることなく、それはチームの中でも共通なんじゃないかなと思います」を引き締めた。

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