◆プレミアリーグ ▽第1節 ブライトン1―1フラム(16日、英ブライトン・ファルマースタジアム)

 英プレミアリーグの第1節が前日に引き続き5試合行われた。日本代表MF三笘薫(28)が所属するブライトンはホームでフラムと対戦し、後半ロスタイムに追いつかれてドロー発進となった。

 三笘は4-2-3-1フォーメーションの1.5列目左サイドで先発。今季も定位置でエースの活躍を予感させる起用となった。

 ホームでの開幕戦。しかしブライトンのギアがなかなか上がらなかった。後半10分にオライリーのPKで先制したが、6分と表示された後半アディショナルタイムの6分、まさにラストミニッツで与えたコーナーキックを起点にしてフラムに同点弾を奪われた。

 後半38分に21歳ドイツ人MFグルダに代わってピッチを去った三笘はベンチから苦い同点弾を目撃した。

試合後、目の前にあった勝ち点3を逃して敗戦に等しい同点劇を味わった三笘は「どっちに転がってもおかしくない試合でした。主導権を握っていたかと言えばそうでもないので。課題がたくさんありますね」話し出すと、「(同点弾は)セットプレーからなので、個人的なミスがあったと思います。そこ(セットプレーを与えないところ)までもっていくのが重要かなと思います」と厳しい表情で語った。

 三笘の見せ場はまず前半28分、右サイドから入ったオライリーのクロスに頭を合わせてゴールを脅かした。さらには後半20分、カウンターからゴール前に飛び込み、シュート体勢に入ったが、DF二人に挟まれボールを逃し、こぼれ球に右サイドのミンテが左足を合わせたが、シュートはバーを越えた。

 さらにブライトンは後半42分、主将ダンクが至近距離からのヘッドを外し、同44分には三笘に代わったグルダが決定機をつかんだが、右サイドから右足を振って対角線上のゴールを狙ったシュートはわずかにポストを逸れた。

 2点差をつけるチャンスを逃したが、「まあまあそこも…仕留めなくてはいけないですけど。ミスも多くて、なかなかチャンスも多くなかったんで。そっちかなと」と語って、わずか10本のシュートに終わった試合を悔やんだ。

 しかしプレミアリーグ4季目となる今季は来年のW杯につながるシーズン。28歳日本代表MFは「コンディションをしっかり上げないといけない。結果を出さないと試合にも出られないので、試合に出続けることが(コンディションを上げることに)つながると思っています」と言って、ブライトンでの常時出場を誓ってスタジアムを去って行った。

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