俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第31話が17日に放送され、世帯平均視聴率9・0%を記録したことが18日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 初回は12・6%でスタートした今作。

今回は前回の9・4%から0・4ポイントダウン。個人視聴率は5・3%だった。

 大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。

 第31話は「我が名は天」。利根川決壊で大洪水の江戸。蔦重(横浜流星)は、新之助(井之脇海)らを気にかけ深川を訪れる。一方意次(渡辺謙)は、体調を崩した家治(眞島秀和)からある話を聞く…と展開した。

 家治は知保の方(高梨臨)が見舞いで持参した「醍醐(だいご)」を食べ、どんどん体調が悪化していった。醍醐を積極的に勧めたのは、家斉の乳母である大崎(映美くらら)。

知保の方に寄り添う場面でも一瞬笑顔が消えるなど不穏な動きがみられた。

 ネット上では「醍醐の毒で…」「毒を仕込んだのか」「毒盛られたんだろうな」「映美くららさんが怖すぎる」「映美くららさんやばすぎる」「映美くららさん凄いめちゃくちゃ怖い」と震かん。「映美くららまたの名を善児」「大崎は善児を超えたか」と22年「鎌倉殿の13人」に登場した暗殺のスペシャリストを想像する声や「乳母役の方、愛のがっこうに出てたお母さん役の方?どこかで…と思ってた」と別の話題ドラマに言及する声も上がっていた。映美は元宝塚歌劇団で月組トップ娘役として活躍した。

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