漫才コンビのザ・ぼんちが19日、大阪市内で芸道55周年を記念した「ザ・ぼんち芸道55周年記念単独ライブ~漫才はとまらないッ~」の概要発表会見を行った。
10月26日になんばグランド花月をスタートし、12月14日には東京・ルミネtheよしもと、来年1月末から2月頭頃に海外の台湾での公演を予定している。
大阪公演には「THE SECOND」最終決戦で一緒だった、モンスターエンジン、金属バット、吉田たちや、メッセンジャー・黒田有がゲスト出演する。ぼんちおさむは黒田と漫才を披露予定で「黒田につっこまれる。黒田の言葉にグサーッときてるかも」と、毒舌がウリの黒田との共演を楽しみにしている。また、東京公演では落語家の笑福亭鶴瓶、NON STYLE、ミキらがゲスト出演。鶴瓶とは「無学の会」での共演もあり、里見は「結構昔から話しているから、時間が足らない」とぼやき、おさむは「僕とはかみ合わない。人柄はすごくいい人」とアピールした。
55年を振り返り、里見は「いつも漫才の姿勢で思っていることは、笑ってもらうに越したことはないけれども、絶対に品がなかったらあかん。これはもう常々そこだけは注意してやってる」とキッパリ。おさむは「今の若い人たちのレベルが高すぎる。僕たちがチャレンジすることによって、若さがこっちに戻ってくる」と笑った。THE SECONDへの出場で追い風も感じている。
今後、60周年、65周年に向けては、おさむは「体がどうなっていくか分かりませんが、気持ち的にはいつまでも元気で舞台に立ちたい」とにっこり。里見は「もう2人で覚悟だけは数年前からしております。やっぱり舞台に出て、わーちょっときついなーというような状態であったり、笑いが取れなくなったりとかね。それこそセリフも出てこないようになっているとか。そういう時には、漫才はどこかで線引こうかなっていつも思ってます」と覚悟も語った。