俳優の佐藤浩市(64)、女優の松本若菜(41)が10月期のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(後9時)に出演することが18日、分かった。

 日本ダービー、有馬記念の際にスポーツ報知にエッセー「また満員の競馬場で」を寄稿している小説家・早見和真氏(48)の同名小説が原作。

挫折を味わい、希望を見いだせなくなった税理士・栗須(妻夫木聡)の人生を大きく変える競走馬の馬主・山王役に佐藤。松本は栗須の大学時代の恋人で、父と共に経営する生産牧場で栗須と再会を果たす加奈子を演じる。

 佐藤は「乗り手役として馬に関わることも40数年あり、多少危険な経験もしましたけど、馬との距離感の詰め方や、馬に乗る楽しさも感じている。若い頃は競馬自体も随分やっていました」と告白。経験者として「ただ馬を生き物として利用することだけに価値を見出すという話ではない、ある種1歩も2歩も先を行った人間と馬との関係を、うまく表現できたら。競馬を分からない方や馬に乗ったことがない方にも楽しめるようなドラマにしたい」と意気込んだ。

 一方の松本は、日曜劇場初出演で「出演するのが夢の一つだったので、お話を伺った時は本当に嬉しかったです」と笑顔。撮影を前に「枠にとらわれない人たちの情熱が描かれていて、一気に読んでしまうほど面白く、とても楽しみになった」と声を弾ませ「馬を愛する人たちが夢に向かって挑み続けた情熱に溢れた物語になっておりますので、是非ご覧ください」と呼びかけた。

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