◆スペイン1部 第1節 Rマドリード1―0オサスナ(19日・サンティアゴ・ベルナベウ)

 クラブW杯出場でシーズン開始が遅れたRマドリード。練習開始から2週間での開幕となった。

 本拠地でのシャビ・アロンソ新監督のデビュー戦は、昨季の不調の原因となった守備にトレント、フイセン、カレーラスの新加入がミリタオと組んでDFラインを形成した。

 試合はRマドリードが80%のポゼッションを保つも、エリア内で守備を固めたオサスナに苦戦する展開となった。そのためカレーラス、フイセン、ミリタオとエリア外からのロングシュートでチャンスを探った。前半は10本シュート(枠内3)も得点につながらず、オサスナもわずかな反撃だけでスコアは動かず後半に入った。

 後半5分、エリア内に入ったエムバペにファン・クルスが足をかけて倒しペナルティキックが与えられた。6分、これをエムバペがゴール右にきっちり決めて「10」番での初ゴールとなった。

 後半23分、ブライムに代わってマスタントゥオーノが登場。これで今季入団全員がベルナベウでお披露目された。

 リードされたオサスナは反撃に出るが、スペースの開いた守備にRマドリードは楽なプレーを続け、危なげなく勝利を収めた。

 シャビ・アロンソ監督「良い点も改善すべき点もある。はっきりしたチャンスに決められなかったり、疲れが出たところもあるが、最後には勝利で安心できた。新加入の選手たちはユニホームの重圧を感じず、全力を出せたと思う。

少ない練習時間でもプラスの面が多かった。彼らにとってベルナベウでのデビューは大きな意味があるはずだ。私にとってベルナベウは忘れられない思い出が多い。監督としてここに帰ってこられたのはとても素敵なことだ」

 エムバペ(RマドリードTVで)「ホームで勝利を収めることが重要だった。難しい試合になることは分かっていた。オサスナは明確な戦略を持っていた。前半はスペースがなく、後半は早い段階で得点を挙げてチャンスも増え、コントロールもより確かだった。2点目を狙っていたが、叶わなかった。勝利に満足しているし、もっと勝ちたいと思っている。監督からはボールコントロールをしっかりして、相手に走らせたりスペースを与えたりできないように、サイドからサイドへと攻め込むよう指示された。改善できる点はある。休暇から戻ったばかりだが、ポジティブな材料が多い。

僕の感覚はとても良い。何よりも大切なのはチームに貢献すること。攻撃面でも守備面でも、あらゆる面で良い結果が出るだろう。チームに貢献する気持ちがあれば、試合に勝てるはずだ。

(10番を背負っての初ゴール)9番と同じように、このクラブでは重要な番号。一番大切なのは、Rマドリードの選手としてみんなと一緒にベルナベウでプレーすること。とても暑いが、ファンと再び一緒にプレーできてうれしい。ピッチに立つ時は、Rマドリードのファン、そしてホームで観戦してくれるファンのために、常に良いプレーをしたいと思っている」

カルバハル「準備不足を感じた。ホームでプレーできるように戻れて本当にうれしい。これからは次のオビエド戦に集中して準備していく。今季もこのチームのキャプテンとして過ごせるのは誇りに思うし、仲間と一緒に勝者のチームを作っていく」

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