日本サッカー協会(JFA)は20日、女性初のロールモデルコーチとして元女子日本代表DF近賀ゆかり氏(41)を迎え、契約したことを発表した。
近賀氏は日テレベレーザでプロ入りし、2004~16年まで日本女子代表で通算100試合出場5得点と活躍。
JFAを通じて「昨シーズンまで、20年以上にわたり現役選手としてサッカーを続けてきました。国内外のクラブ、そしてなでしこジャパンの一員として得た経験に加え、サッカーの楽しさや面白さ、そして難しさも伝えていきたいと考えています。現役を終えたばかりの、選手に近い立場だからこそできることを、最大限取り組んでいきたい」とコメントした。
9月8日から実施予定のU―16日本女子代表の活動に参加する。この日、JFAハウスで取材に応じ「私は上手な選手ではなかった。どうやってメンバーに入っていくか、どうやって自分の特徴で勝負していくかというところでずっとやってきた。各選手の特徴を早くつかんで、(アドバイスを)伝えていきたい。現役が終わってすぐなので、WEリーグのレベル感だったりを伝えながら、(その先に)世界にというところも伝えていきたい」と抱負を述べた。
同席した佐々木則夫女子委員長は「代表活動、日本のクラブ、海外での経験と、プレーヤーとして様々な活動をされてきた中で、初のロールモデルコーチということで期待は大きい。若い選手たちにこれまでの経験をしっかりと落とし込んで、プレーを見てアドバイスをしていただきたい。
◆これまでのロールモデルコーチ
内田篤人氏(20年9月)
中村憲剛氏(21年4月)
阿部勇樹氏(22年3月)