浦和のマチェイ・スコルジャ監督が20日、次節の柏戦(22日・三協F)に向けた取材に応じた。7位の浦和は首位京都まで勝ち点差4。
勝ち点3差の3位柏戦は、優勝争いに食い込むために「(上位陣との試合は)勝ち点3ではなく、6がかかっていると言えます。金曜日の柏戦は、今季でも鍵となる。選手たちも賢いですし、状況は理解している。私が何か特別なことを言って、モチベーションを上げる必要はない。この3試合なぜ勝てたのか、選手たちに思い出させたい。ハードワークがあり、走って戦えたからこそ勝てた。その基本のところを忘れないようにしてもらいたいと思います」と話した。
公式戦3連勝中と好調の浦和だが、16日の名古屋戦で3試合連続ゴールをマークしたFW小森飛絢が負傷交代。スコルジャ監督は「最悪の場合、4から6週間(の離脱)も考えられましたが、そこまで悪くはないと言えます」と説明。柏戦にむけ、7月23日の湘南戦以来、離脱が続いているMF渡辺凌磨と合わせ「凌磨、もしくは小森のどちらかが柏戦に間に合えば、という希望を持ちながら今準備してます」と話した。
3連勝中は1トップ小森の献身的な守備もあり、強度の高いプレーが続いていた浦和。もし小森が欠場となれば、チアゴサンタナ、または松尾が1トップに入る可能性が高い。
「守備はストライカーから始まるものです。ハイプレスの時にミスを犯した時のリアクションが大事だと思います。柏は非常に柔軟なビルドアップを持っていて、GKがDFラインに入ったり、ボランチがDFラインに降りたり、と形をいろいろ変えながらやってきます。それを認識できず間違ったプレスをかけに行ってしまった場合、周りがしっかりとそれに対する反応を示さないといけない」と語った指揮官。ビルドアップが特徴の柏に対してのハイプレスを、試合のポイントに挙げていた。