左肩の負傷による手術やリハビリのため、昨年12月から戦列を離れている柴田善臣騎手(59)=美浦・フリー=が20日、美浦トレセンでタイムトゥヘヴンなど3頭の追い切りに騎乗した。

 来月の中山での実戦復帰が目標。

19日から調教騎乗を再開したJRA最年長ジョッキーは「久々に乗って意外といい感覚で乗れたし、大丈夫かなと。昨日(火曜)から乗ったから筋肉痛は明日(木曜)かな」と軽快なトークで報道陣を笑わせた。「今のところ(負傷箇所は)全然、大丈夫。休む前よりも、いい状態で復帰できる」と自信をにじませた。

 手術後は患部を動かすことができなかったため頭を洗うことも、シャワーを浴びることも、着替えにも苦労したという大ベテラン。久々の馬上は「気持ちいい。(馬と)コンタクトを取って何を考えているのか感じるのが楽しい。すごく良かった」と笑顔を見せた。

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