◆プロボクシング ▽東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ10回戦 王者・田中空―同級3位・坂井祥紀(10月21日・東京・後楽園ホール)
10月21日に東京・後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 144」の対戦カード発表会見が20日、都内で行われ、メインイベントの東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチで王者・田中空(24)=大橋=が同級3位・坂井祥紀(34)=横浜光=と対戦することが発表された。
田中は6月19日に東京・大田区総合体育館で行われた東洋太平洋同級王座決定戦で小畑武尊(27)=ダッシュ東保=を4回TKOで下し、初タイトルを獲得。
前戦の興行のメインでは、WBO世界同級タイトルマッチで王者ブライアン・ノーマン(米国)が佐々木尽(八王子中屋)を5回KOで下した。日本人がまだ成し遂げていないウエルター級世界王者を目指す田中は「あの試合を見て、すべてにおいてもっとレベルを上げないといけないと感じた。全体的にレベルを上げていくことが今後練習していくところ」と決意を新たにした。
田中に挑む元日本同級王者の坂井は、1月24日に東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王者・佐々木尽(24)=八王子中屋=に挑むも判定負け。再起戦で、再び王座に挑む。戦績は29勝(15KO)15敗3分け。
セミファイナルの日本フェザー級タイトルマッチでは、王者・阿部麗也(32)=KG大和=に同級1位・殿本恭平(30)=勝輝=が挑む。阿部は6月19日に大田区総合体育館で行われた王座決定戦で大久祐哉(金子)に判定勝ちし、王座返り咲きを果たした。
戦績は阿部が27勝(10KO)4敗2分け、殿本が16勝(8KO)4敗2分け。
日本ミニマム級王座決定戦では、同級1位・小林豪己(26)=真正=と同級2位・森且貴(25)=大橋=が対戦。9月14日に名古屋・IGアリーナでWBA世界同級王座決定戦に出場する松本流星(27)=帝拳=が返上した王座を争う。
戦績は小林が8勝(5KO)2敗、森が13勝(3KO)4敗。
ほか、WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦10回戦(対戦カード未定)、日本ミニマム級6回戦・荒竹一真(大橋)―坂田一颯(S&K)も行われる。
戦績は荒竹が1勝(1KO)、坂田が3勝(1KO)1敗1分け。