◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック&日本ウエルター級(66・6キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・セムジュ・デビッド―同級11位・野上昂生(21日、東京・後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィック&日本ウエルター級タイトルマッチの前日計量が20日、都内で行われ、王者・セムジュ・デビッド(32)=中日=が65・7キロ、同級11位・野上昂生選手(24)=大橋=が66・4キロでクリアした。当初は日本タイトルマッチだったが、この日、新たに空位のWBOアジアパシフィック同級王者も懸けられることが発表された。

 日本王座3度目の防衛戦に臨むウガンダ出身のセムジュは「タイトルが1つ増えて、新たに1つベルトを手に入れる機会に恵まれて感謝している。私が強いことを証明したい」と自信をみなぎらせた。

 野上は23年7月のプロデビューから5戦目で初のタイトル挑戦。昨年末にワタナベジムから大橋ジムに移籍し、移籍2戦目でチャンスをつかみ「今までで一番いい仕上がり。(2冠王座戦となり)すごくうれしい。こんなチャンスはない。しっかり獲りたい」とベルト獲得に意欲を見せた。

 戦績はデビッドが8勝(4KO)1敗、野上が4勝(2KO)。

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