米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁が20日、愛知・IGアリーナで「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」を開催し、1万510人の大観衆が集結した。イベント終盤には会場のファンから質問を受け付け、「今後、日本代表での活躍を期待していいですか?」の直球質問には「皆さん、もちろんです」と即答。
日本バスケを“世界基準”にするために次世代を担う選手と日本のバスケファンに伝えるプログラム。18日と19日のキャンプを終え、この日の最終日は中高生による選抜マッチが行われた。白熱した試合後には、アナリストの佐々木クリス氏とのトークショー。世界最高峰のNBAは厳しい世界。6季を戦い終えた八村は「今後もNBAで長くやりたい。優勝したい」と抱負を述べた。その上で心の奥底の思いも。「日本でもやりたいんでね。皆さんどのチームがいいですかね?まずはNBAで優勝を目指して、できる限りやってから、また日本でもプレーしたいと思っています」と言うと、場内は大歓声に包まれた。
最後にファンから質問を受け付ければ、3階席までびっしり手が上がった。これには八村もうれしそうで、1問1問丁寧に回答。
1万人以上が熱狂した今回の催し。「ここまで来るのに時間もかかりましたし、簡単なことではなかった。でも皆さんが来てくれて、本当にうれしいな。僕も小さい頃からハーフでずっとやってきて、いろいろつらいこともありながら、周りに恵まれてここまで来られた。その恩返しというか、子供たちやバスケだけでなく、大人の方にもモチベーションになってくれたらいいなと思っていた。これからもやっていきたいので、よろしくお願いします!」と呼びかけた。八村のコート内外での挑戦は続く。