◆明治安田J1リーグ▽第30節 町田3―1G大阪(20日・Gスタ)

この試合を視察した日本代表の森保一監督が試合後に報道陣に対応した。

 18日に自身のプレミアリーグデビュー戦で攻守にわたる活躍を見せ、勝利に貢献したリーズMF田中碧について「W杯でも、彼のこれまでの日本代表でプレーした国際舞台の中でも、世界のトップ(オブ)トップの対戦相手との経験でも、彼はできるというところは見せてくれていた。

世界最高峰と言われるプレミアリーグで、彼がしっかり実力を発揮してくれている姿を見て、これまで見ていた評価は間違っていなかったんだということを改めて確認させてもらった。いろんな称賛の声、彼を評価する声が挙がっているのをメディアを通じて知り、日本人として非常にうれしい」と高く評した。

 9月にはメキシコ(7日)、米国(10日、ともに日本時間)と2試合戦う米国遠征を控え、今月下旬にはメンバーが発表される。森保監督は移籍関連で現状、出番のない選手や、けが人についても問われ、「けが人の状況もそうだが、まだリーグ戦がスタートしていない国の選手もいる。そこで(状態を)把握するのはなかなか難しいと思いながら、情報収集をしている。けが人については、一番痛いのは選手。焦らず、一日でも早くけがを治してもらい、充実した思いでプレーができるように、またピッチ上で見られるのを我々は願って見守っていきたい。何がベストかというのは、常にその時に選ぶ選手たちがベストだと思う。けが人、体調不良だったり様々なことで、選手たちを選ぶ選択肢の中から外すことはあるが、選ばれる選手がベストなので、またチャンスをつかめる選手たちにとっては、思い切ってプレーしてほしい。日本代表の全体的な底上げであったり、最終的には総合力で勝っていくという部分では、ポジティブに、また新たな選手が経験を積めるということを考えていきたい」と話した。

 また、堂安律(フランクフルト)、久保建英(Rソシエダード)、上田綺世(フェイエノールト)らが所属クラブで早速得点を挙げ、結果残していることにも目を細め、「うれしい。(代表の)激しく厳しい競争の中、選手たちが(クラブで)結果を出して、存在感を見せてくれているというのは選ぶ側にとっては難しくなるが、日本人が世界で得点を奪える、得点に絡める、チームを勝たせられるという存在感を発揮してくれているというのはうれしい限り」と語った。

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